小市民劇場×いいへんじ『器』について

(宣伝美術:たかはしともや



小市民劇場×いいへんじ『器』について


2020年10月に予定していた『器』の上演を、無期延期とさせていただくことになりました。

昨年の秋頃から、早稲田小劇場どらま館での上演に向けて準備を進めてまいりましたが、劇場から発表されている方針を受け、お客さまと空間を共にする形での作品の発表は難しいと判断いたしました。

早稲田小劇場どらま館は、早稲田大学を拠点に演劇活動を開始したいいへんじにとって、とても大切な場所です。いつかまたこの場所で、自分たちの納得の行く形で、『器』を上演するための無期延期ですので、ご理解いただけますと幸いです。


上演こそ行わないものの、公演最終日の予定だった2020年10月26日までの期間は、『器』という戯曲を使った「思索と試作」に充てることにいたしました。

2020年のいまだからこそ生まれたこの戯曲に、2020年のいまを生きるわたしたちの身体で向き合うことで、いつかまた『器』を上演する際の糧にしたいと考えたからです。

今回、お集まりいただいた座組の皆さまには、引き続き、創作に参加していただいております。現在は、「思索」の過程や、「試作」の結果を、どのような形でお客さまと共有できるのかも含めて、座組一同、話し合いを重ねているところです。

随時、いいへんじのTwitterやHPにて、詳細をお知らせいたしますので、お気に留めていただけますと幸いです。


今後ともいいへんじをよろしくお願いいたします。


2020年9月23日
いいへんじ一同



主宰より



『器』の上演を先延ばしにします。
いつかまた劇場でお会いできる日を楽しみにお待ちいただけたらうれしいです。

上演に向けての稽古を行うはずだった今秋、わたしたちは思索と試作をします。

会えないこと、集まれないこと、話せないこと、触れられないこと、、、
たくさんのできないに向き合いながら、演劇をやってみます。
考えてみて、作ってみて、先延ばしにした上演の糧にします。

見守っていただけたらうれしいです。


中島梓織


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