そのまんますぎなまま|松浦みる
どうしたらいいのかなって考えてることを素直に書いてみます。
作者、俳優、お客さんのことを
生み出す人、媒介する人、受け取る人
と置き換えたとき、
媒介する人のお仕事って、媒介することじゃないですか。
媒介する人が、媒介する内容について「私も全く同意!」だったらシンプルにすっと届ければいいだけですね。
「う〜ん私はこうは思わないから媒介しな〜い☆」ってなっちゃったら、その媒介する人はクビですね。
「う〜ん私はこうは思わない、私はこう思う」と言って媒介する前に生み出す人のもとに持って帰ってきたら、
生み出す人が怒って突き返すか、
生み出したものをもう一度生み直す
ことで再び媒介する人に手渡すことになります。
もう一度生み直すことは、とてもいいことだと思うんですけど、
その〜…媒介する人はどこまでそれをやっていいのか、どこまでがプロフェッショナルな範囲なのか 知りたいです。
媒介する人は機械じゃなくて人間なので、そのままを媒介することはできません。媒介する人自身の外見とか解釈とか考えが大きく影響するので、
"そのまま"を目指すなら、媒介する人は生み出す人と限りなく近い思考回路を持っていた方がいいことになります。
"そのまま"媒介できる人は、そらプロフェッショナルです。
でも「"そのまま"じゃつまらない。
媒介する人によって生み出したものに色が加えられる、それが面白いんじゃないか」
が、いま主流なのかなと感じます。
それはあくまで、生み出されたものはそのまま、それを理解した上で届け方を工夫する ということなのかなと思うので、届け方の工夫 の部分がプロ媒介者の本領発揮領域になります。
私も、クリエイティブなプロ媒介者になりたいものです。
そーーれは頑張れ!ってことでいいんですが、その、生み出すとか媒介とか受け取るとか、あまり線を引かないことを目指していると思ってます、いいへんじは。
お客さん からの「応え」受け取ります っていうのも、ミーティングや公開稽古するのも、渡す/受け取るの線を曖昧にしたい っていう目的があるのですが、
それをやってる私達、じゃなくて私だ、私です、私が自分のまわりに線を引きがちで、
その〜
○○さえやってれば、というか
自分の仕事がはっきりしてると安心するので、逆に他の人の仕事だと思ったら口出さない
っていうもともとの性格もあって、
媒介する人としてのグッドレスポンスと、松浦としてのグッドレスポンスが違くてどうしよう…って、思ってます。
あっ、これです。最近どうすればいいのか悩んでるのはこれです。
それはてめえ次第だろうが!
やりたいようにやってみろや!!
答えはないって何度言ったらわかるんじゃあ!!!
って頭の中がうるさいのですが、
とりあえず私は今こんなこと考えながら稽古しています。
公開稽古に来てくださった/来てくださる方で、このブログ読んでくださった方は、へーーえ松浦さん真面目にセリフ言ってるけど実はそんなこと考えてるんだーーって
俯瞰したりニヤニヤしたり一緒に悩んだりしてほしいです。
あっ、なんか、そうだ、
どうしても公演だと、中島さんの考えてることについて、考えてみてください〜ってなっちゃうから、
松浦さんの考えてることについても
一緒に考えてほしいです〜ってしたくなっちゃったのかもしれない!
ははっ笑笑
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