いいこと言いかけました|松浦みる

さすがに湯船に浸かりました。
湯船はいい。

みんなで考えることって、なんて面白いんだろう!と感じています。
いきなりどうした、今さらそんな根本的な感想を持つのか!と、
自分でつっこみをいれつつ、
私は今、考えたことを共有したり聞いたりすることが楽しいです。

今日母体のサークルである演劇倶楽部のWSを担当したんです。
WS進める側と参加する側、どうしても対等にはならないし、ましてや新入生対象ということで、参加してくれた皆さんは考えたけど言いたかったけど言わなかったことたくさんあると思います。当然です、考えたことを共有しなきゃいけない決まりはないし、強制なんてできません。

なるべく皆さんが言える範囲で、皆さんの考えてること掘り下げたいなと思っていっぱい質問しました。

意図を言わず、とりあえずやってみて と指示しちゃったりもしました。その方が効果的かなとか、あるにはあったんですが、それは一方的でした。

その人がそれをやりたいのかやりたくないのか、やることについてどう考えているのか、完全には分かりません。

しかも、WSという場では、
来てくれたということは、進行側の指示に従ってくれるよね という「当たり前」も持ってしまいます。


だからこそ進行する側は責任を持ちます。自分が、進めるんだ、自分が、指示するんだ、みんな自分の指示を待っているんだ。

そしてそのやり方が全てではないことも実感を持って分かります。
責任持って準備して進めることも大事、でもそれをやる側の人と共有してその人に合わせて進め方を変えることも大事。進行・リーダー・まとめる・教える それについてはもうかなり研究されてて本もい〜っぱいあって、
正解がひとつではないことがとってもよく分かります。



ただ私は、考えていることを全部ちゃんと言えたとしても不安になるだけなようです。あなたからの反応が欲しいし、違う言葉で言い換えてくれたら嬉しいし、さらに発展させてくれたら本当にゾクゾクします。


お気付きの方もいるかもしれませんが、これ、もういいへんじのコンセプトとしてすでに言ってるんですね。


『答えを出すことよりも、わたしとあなたの間にある応えを大切に、
ともに考えるための作品づくりを目指しています。』


ほら。

こう繋げるつもりじゃなかったのに、書いてたらいつのまにか、ここに辿り着きました。自分でも感動。

結局私は私たちは、自分がやりたいことをやっているので、みんながそれを心地いいと思うわけではない、
からこの世には広い意味で違う考え方の人しかいない 

ことを楽しめるように、なれたら、生きてて楽しい、のかな?



今年度やたら進める側を経験するようになり(そう、それが3年生)、
参加する側である学生・役者をずっとやってただけでは分からなかったことを、たくさん実感しました。

逆にずっと参加する側だったからこそ、こういう進め方は嫌だったな、良くないよなっていう個人的感想ストックもたくさんあります。(笑)

昨日の夏眠の稽古で、この公演でそれを発揮できることが判明しました。



どうしてやろうか。

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