め〜っちゃしゃべるじゃんなにみたいな|中島梓織



こんばんは、おぺです。

「め〜っちゃしゃべるじゃんなにみたいな」みたいな話をしたいと思います。


「め〜っちゃしゃべるじゃんなにみたいな」って、ひとから言われることはあんまりありません。思われてるかもしれないけど、言われることはあんまりありません。

なんで言われないかって、自分で言ってしまうからです。

わたし(めっちゃしゃべる)
あなた「うん、うん(笑)」
わたし「えまってわたしめっちゃしゃべるじゃんなにみたいな、ごめんなさいなんか」
あなた「いや、いいよ(笑)」
わたし「いや、ごめんなさいなんか、でなんか〜(以下略)」

みたいなことです。

どうかと思いますよほんとに。

ほんとにねどうかと思います。どうにかしたほうがいいと思う。思うけど、う〜ん、ね。。う〜ん、そうだよね〜。。

っていうわかりますか?

この、相手に「いや、それはね、」とか「そうでもないと思うよ、気にしてないよ」とさえ、言わせないための時間稼ぎ。う〜ん。。ってやつ。

や〜っっっ!!!!(いったん爆発)


稽古で演出をつけるときが主なのですが、相手の入る隙を与えずに、ば〜〜〜〜〜〜〜〜っとしゃべってしまうことがあります。

ば〜〜〜〜〜〜〜〜っとしゃべってしまうだけではなく「ごめんなさい(でもしゃべりますね)」のニュアンスの「め〜っちゃしゃべるじゃんなに」まで自分で言ってしまうので、

それ言われたら、聞いてる方は「(めっちゃしゃべってるって自分で言ってるしなにも言えないなあ)いや、いいよ(笑)」って言うしかないじゃないですか。そういう意味でも、相手の入る隙を与えないどころか、奪っています。


「自覚してるだけマシ」だとしても、マシでしかないことを、忘れがち。。忘れがちというか、感覚としてはずっと「これよくないな」があるんだけど、それを見ないようにしがち。。


性格というより、立場の性質(たとえば演出家という立場の性質)上、そうなっているとしたら、ほんとにほんとに、気をつけなきゃいけないなって思っていて、

今回の作品はもちろん、「わたしとあなたの間にある応えを大切に」を掲げているいいへんじとして、その立場のあり方は、たいへんなミスマッチ。。

いいへんじだけじゃなくて、演劇だけじゃなくて、立場がひとを饒舌にしたり、立場がひとを沈黙させたり、なんてのは、なにかしら恐ろしいことが起こるサインだって、思ってます。

だから、気をつけなきゃいけないなって。。


ば〜〜〜〜〜〜〜〜ってしゃべっちゃったなら、ちゃんと、そのあと、聞こう、尋ねよう、もう、ほんとに。。


という、今日は、今日できたのは、反省の段階までです。解決 はできませんでした、というか、解決できてるかどうかを決めるのはわたしじゃなくてあなたですからね。。


ことば、ややこしすぎて、もう、ね!


あ、あと、「め〜っちゃしゃべるじゃんなに」のあとは「ごめんなさい」じゃなくて「(ここまで聞いてくれて)ありがとう」って言おう。「(これからも聞いてくれるんだよね?)ありがとう」ではなくて。


「ごめんなさいって言っちゃう、ありがとうって言います、ごめんなさい。あっ!」みたいなこと、ばっかりだ〜。



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