2月10日 最終日|松浦みる

スペースノットブランクさんと東京夜光さんよりひと足お先に、
本日いいへんじ「つまり」終演しました。
ありがとうございました。



ここで無理に「つまり」について分析して振り返ってかっこつけて言葉にしてもそれは嘘なので、
分かりやすい言葉で、今の気持ちを書ければと思います。


「言葉にする」か…
皆さんの感想を拝見していると、言葉にしてまとめてしまうことについて自覚し考えてくださった上で、それでも諦めず言葉にしてくださっていて
私は言葉にすることが多分得意な人ではないから、皆さんからの言葉で初めて自分(自分たち)のことを知ることがほとんどです。

でも今回は、得意じゃないけど上手くできないだろうけど、私も言葉を自分の中にたくさんたくさん持ってやりたくて、

台詞の1つ1つ、シーンの1つ1つ、人との関係の1つ1つを言葉にして細分化しようとしてみました。



曖昧な気持ちや関係を言葉にすることで切り捨ててしまうことが嫌だから、
演技においても日常生活においても私は曖昧のままにすることが多いです。
だからその曖昧を、ガン見して、俯瞰して、切り刻んでいく作業はすごく痛かったです。
言葉を職業にしている方々、本当にすごいね。


痛かったけど、不安やモヤモヤは全て「分からないこと」の存在が原因だと知りました。
曖昧な気持ちの一個一個を順番に言葉にしていって、細分化してはっきりさせて、残らず言葉にできたとき、
不安やモヤモヤだったものが、大切で愛しい気持ちに変わりました。


個人的な話もしちゃうぞ。

いいへんじユニット員3人は、お互い何も言わないけどそれぞれのブログを読んで影響しあいされあっていて、
直接伝える前に、ブログにメッセージ書いちゃうこともよくあります。

でもそれに甘えて、言いたいけど言えないことをここに書くのは、いつまでも私そういう形でしか言えなくなりそうで、
「つまり」期間中は特定の誰かへの(2人への)メッセージをブログに書くのはやめました。

そのぶん、直接伝える ということにチャレンジしたり、伝えるものと伝えなくていいものを吟味したりという作業をちゃんとやってみました。


難しかったけど、
みんなそれやってて、
みんなそれできなくて悩んでることを知って、

そうだから、私たち「言う」を頑張ってやってるのよ偉いよね。
とみーがスピーチで言ってくれた。


常に仲良しで楽しく作品を作っていくのはそりゃあ無理ですが
ものづくりも、人間関係もそんなもんだと思うので、


ああ何を言っているんだろう。


いい感じにはまとめられないね。


憧れの下北沢で尊敬する人たちに支えられ大好きな人たちと一緒にやりたいことができたけど、
ああ良かったな〜では終わらないから
演劇続けるんでしょうね。



いいへんじの次は5月「夏眠」と「過眠」です。
明日、下北ウェーブの全体トークショーです。

今回はじめて出会った皆さま
今回も応援してくださった皆さま
本当にありがとうございました。


松浦みる

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