あげる|中島梓織
こんばんは、おぺです。
みると廉くんと東子ちゃんとお酒を飲んでました。お酒がおいしい日でしたね。いい稽古でしたね。
『つまり』がどんな作品なのか、もともとこうしたいっていうのはもちろんあったのですが、じっさいどんな作品なのかは、ここ数日でようやっと見えてきたような気がするので、今日は、どんなひとに『つまり』を見てもらいたいか、挙げてみたいと思います。
もちろん、どんなひとにも見てもらいたいです。ですけど、あえて言うなら。強いて言うならです。思いつく限り挙げてみます。
・中島梓織のことを知っているひと
いちばんにこれを挙げるのはどうかと思うのですが、でもわりと大きいと思います。特に、普段の、ぽよぽよのへらへらの(普段じゃなくてもそうかもしれないのですが)中島梓織を知っている方には、ぜひ見ていただきたいし、これからもっとお互いを知っていくための、考えていくための、そんな時間になると思います。演劇でそんなことするのってどうなのって言われても、わたしはそんなことするために演劇やってます。えへへ。
・ゼロ年代邦楽ロックが好きなひと
ここだけの話。ずばり、神聖かまってちゃん、フジファブリック、銀杏BOYZ、流れます!いいへんじで!いいへんじで…?と思ってくださったみなさん、ありがとうございます。いいへんじで、流れます。あの曲が。普段から、見方を変えることができる作品を目指しているので、今回は、あの曲の「聞こえ方」をすこ〜し変えることができたらいいなと思っています。ちなみに、ゼロ年代邦楽ロックと出会っていなかったら、いまのわたしはおりません。。
・短歌が好きなひと
いつか、短歌を使った作品を作りたいと思っていて、念願叶って「こんちゃん」というキャラクターが誕生しました。短歌を作る女の子です。こんちゃんのSNSでもろもろご覧いただけます。三十一文字という制限の中で、わたしたち(わたしも短歌を作るのでわたしたち)は、説明してと言われても説明しきれないような想いを詠みこむわけですが、その過程が、今回の『つまり』にぴったりだと思うのです。短歌を作るのが好きな方、短歌を読むのが好きな方、ぜひ見ていただきたいです。
・恋をしているひと、恋をしていたひと、恋をしたいひと、恋をしたくないひと、など、なにかしら「恋」について考えてしまっているひと
自分で言ってて恥ずかしい!今回、おそらくはじめて?(『生活(いきいき)』の「ノリ」と「ネタ」はわりとそうだったかもですが、長編としてははじめて)恋を主軸に置いた作品を書きました。恥ずかしいんです!恥ずかしいんですけど、恥ずかしいから、先に言っておきます!恋のこと書きました!!!とにかく、ひとが好きとかそうじゃないとか、そういうことを考えないではいられないひと、見てみてほしいです。書いてしまったからには、見てみてほしいのです。
・コミュニケーションについてなんだかもやもやすることがあるひと
これまでも「別に、ぜんぜんだめってことはないんだけど、むしろ、まあまあいいほうだと思うんだけど、でも、もやもやすることはあるよね。」みたいなひとばかりを描いてきました。今回は、コミュニケーション(言葉にすること/しないこと)において、そんなことを感じてしまうこんちゃんのおはなしです。相変わらずもやもやを解決することはできないのですが、どうしてもやもやするのかを、すこ〜しわかるような、そんなところまでやってみました。すこ〜しでも、すっきりしていただけたらうれしいです。
・東京に一人暮らしをしている女子大生、そして、それ以外の方。
シンプルに、こんちゃんと同じ境遇の方。共感してもらえるフレーズが、ぽつぽつ現れる思います。そして、それ以外の方。どうしてそれ以外の方もなのかというと、こんちゃんの抱える問題に「共感できないなあ」というポイントが、それ以外の方には、少なからず存在すると思うんですね。その「共感できないなあ」から考えられることが、たくさんある気がします。それ以外の方の声を聞きたいです。
など、など、ですかね。
挙げ始めたらキリがないですね。つまりは、いろんなかたに見ていただきたいということです。
いろんな立場から、いろんな角度から、こんちゃんの生活を眺めて、考えてもらえたらと思います。それができてこその演劇ですからね。
演劇ですからね。とか言えちゃうのは、たのしいお酒を飲んだからですね。ぴょん。
0コメント