器(思索と試作)






2020年10月に予定していた『器』の上演は無期延期となりました。

それに伴い、もともと上演に向けての稽古を行う予定だった期間を、
「思索と試作」に充てることにいたしました。



「思索と試作」


思索:かんがえる
様々な制約の中で
わたしたちのこれまでといまとこれからを考える

試作:やってみる
様々な制約の中で
できることややりたいことを見つけて試してみる

この二つを柱として創作を行い、いつかまた『器』を上演する際の糧とするための試みです。

最初からはっきりとしたゴールを設定することはせず、
稽古を重ねる中で見えてきたものを、少しずつ形にしていきました。


その成果発表として、以下の二種類の映像を公開しました。



『器』のかけら

登場人物ひとりひとりにスポットを当てた短い映像を公開。
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今回は、稽古場の人数制限の関係で、
演出一人と俳優二人の稽古を中心に行っていました。
その稽古を通して見えてきたひとりがひとりに向ける視線を、
普段の客席からは覗くことのできない角度から捉えました。


『器』(思索と試作ver.)

お客さまのいない劇場で行った本番の記録映像を販売。
STORES にて)


フルフラット(客席のない状態)の早稲田小劇場どらま館で、
俳優と俳優が距離を保ったままパフォーマンスを行いました。
離れているひとりとひとりの間にある言葉にはどんな力があるのか、
あらためてじっくりと向き合ってみました。




『器』のかけら


登場人物ひとりひとりにスポットを当てた短い映像を公開。
TwitterInstagramYoutube にて)




2020年11月18日(水) 公開
メラン/小澤南穂子(いいへんじ)



2020年11月19日(木) 公開
ショウ/石川和大(楽市楽座)


2020年11月20日(金) 公開
サキ/西野茜



2020年11月21日(土) 公開
ドンク/箕西祥樹(劇団木霊)



2020年11月22日(日) 公開
カズキ/宮地洸成(マチルダアパルトマン/DULL-COLORED POP)



2020年11月23日(月) 公開
クラン/飯尾朋花(いいへんじ)



2020年11月24日(火) 公開
ハル/竹内蓮(劇団スポーツ)



2020年11月25日(水) 公開
カナコ/松浦みる(いいへんじ)




『器』(思索と試作ver.)


お客さまのいない劇場で行った本番の記録映像を販売。
(2020年12月24日(木) 販売終了)


映像:1,200円
戯曲:800円
セット(映像+戯曲):1,800円




作・演出
中島梓織(いいへんじ)


出演
松浦みる
飯尾朋花
小澤南穂子
(以上、いいへんじ)
石川和大(楽市楽座)
竹内蓮(劇団スポーツ)
西野茜
箕西祥樹(劇団木霊)
宮地洸成(マチルダアパルトマン/DULL-COLORED POP)


スタッフ
映像:工藤葵
音楽:野木青依・Vegetable Record
ドラマトゥルク:鈴木南音(ぺぺぺの会)
演出助手:谷口瑛美
舞台監督:増田悠梨
舞台監督補佐:瀧口さくら
舞台美術:垣花恵利奈(さわら小學校)
舞台美術補佐:犬飼朋花(さわら小學校)
照明:早野陵
照明補佐:伊藤柚(しらすの夕立ち)
音響:大嵜逸生
音響補佐:川口莉央
宣伝美術:たかはしともや(Moratorium Pants)
制作:田中遥
制作協力:石本秀一
企画製作:いいへんじ


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